森の中に流れる小さな川沿いを歩いてきた。 空気の澄み切った朝の静けさの中、 コトコトと、小川を流れる水の音だけが、森に響きわたる。 ようやく、田んぼに水が入る時期になり、 山から流れる水は、小川へと水路を変える。 蛙は一斉に鳴き出し、懐かしい穏やかな気持ちになる。
気温も上がり、葉は青々と茂り、日中の太陽は眩しいくらいだ。 この季節がどんなに待ち遠しかったか・・・。
日暮れも遅くなり、夕方から周りが暗くなるまでのマジックアワーは、 とても美しい時間帯だ。 我が家ではなるべくその時間は、明りを点けず、 庭やバルコニーで一日の終わりを楽しむ。
裏庭の包の木の花から漂う甘い香りと、 オガタマの花のバナナに似た甘い香りに 身も心も包まれ、自然のアロマ効果にリラックスする。
特別なものではない、この日常の日々を大切にしたいと思う。
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