暑かった夏も、ようやく峠をこえ、 里山には早くも秋の気配が漂ってきた。 朝晩の空気は冷んやりとして、もう真夏の暑さは感じられない。 棚田の稲は、ほんのりと黄金色になり、頭を垂れ始めた。 季節の移り変わりは、その時々で美しい風景を見せてくれる。
4月の終わりに植えたゴーヤの苗は、 南西側のフェンス半分を覆い尽くす、グリーンカーテンになった。 真夏の日よけの意味でも犬達は快適だったことだろう。 来年は、フェンス全面をゴーヤのカーテンにしてしまいたいくらいだ。
そして、何度も収穫することが出来たのも、感激だった。 一度にたくさん生るのではなく、ちょうどよいペースで順々にできるのも 我が家にとってはありがたいことであった。 お陰で、毎日ゴーヤを食べることが出来、一度も買うことはなかった。 採れたての美味しさを、改めて実感した。
このところ年々、夏は暑くなっているようで、 里山でも、夜まで暑い日が数日程あった。 それでも冷房なしで過ごせることは、ありがたいことだと思う。 地球の温暖化は本当に深刻な問題になっていくことだろう。
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