photographer Shinji Nishimura web site
Text Size :  A A A
|  Home  |  Works  |  Gallery1  |  Gallery2  |  Profile  |  Diary  |  Link  |  Contact  |  iPhone App  |
Img20090706183723
Img1b20090706201436
Img1c20090706191844
6月の最終日曜日、
村の神社で 「さなぼり」 という、おこもりがあった。

さなぼりおこもりは、無事、田植えが終わったことに
感謝する神事で、皆の田植えが終わってから、行われる。
いつもなら、もう少し早い時期にあるのだが、
神社の宮司さんが急死された為、なかなか、行われずにいた。

今回からは、息子さんが後を継ぎ、
神社の宮司さんとして初めて来られた。
酒豪ぞろいの、氏子役員さんや、三役さんや、組長さん達を前に、
やや緊張気味であったらしい・・・。

村人達は、各隣組で、境内にござを敷いて座り、御神酒を頂く。
各自持参したお弁当を食べながら、会話もはずみ、
穏やかな午後の一時が過ぎてゆく・・・。
隣組は、それぞれ盛り上がり、夕方近くまで、酒盛りが続いた。

雨が多いとか、少ないとか、
水の問題も色々あるようだが、
稲は順調に育っているように見える。

梅雨の晴れ間に、稲は瑞々しく風になびいていた。



Img20090717101837
Img1b20090717101837
Img1c20090717101837
私が属している村の青壮年部は、
8月1日に行われる「夏祭り」の準備に追われている。
祭りの出し物、出店、屋台などの計画を担当している。
すでに何回も集まってミーティングを重ね、色んな企画を考えた。

その中でも、去年やった「日向ひょっとこ踊り」が好評だったので、
今年もまた飛び入りで、参加することになった。
最初は恥ずかしがる青年達も、段々その気になり、
真剣に練習をするようになる。
ひょうきんな顔のお面を付けると、さらに踊りのキレがよくなる。
手や腰の使い方、足の微妙なステップなど、かなり難しいのだが、
みんな、それぞれいい味を出している。
今夜も、公民館で練習がある・・・。

制作物は、女子が中心となり、進めている。
夜な夜な、地元のおさななじみの子達が集まって、
作業している姿は、見ていて微笑ましい。

こういった素朴な村の夏祭りは、大切な行事として、
みんなで協力して続けて行きたいと思う。

当日は、仕事や学校で、遠方に住んでいる青年達も帰ってくる。
楽しい、思い出に残る村祭りになるように、盛り上げなくては・・・。
Img20090804150919
Img1b20090804150919
Img1c20090804150919
活発な梅雨前線が停滞する九州北部は、26日も、
午前中を中心に激しい雨が降った。
24日から降り始めた雨は、このあたりでも総雨量が
500ミリ以上となり、観測史上最大を記録した。

それにしても、ものすごい雨量だった・・・。
川は氾濫し、棚田も一部水浸し・・・土砂崩れが相次いだ。
村へ上がる県道も、土砂崩れにより、電柱が3本も倒れた。
午後からこの為に停電、道路は通行止めとなった・・・。
停電は、各地域もあったようだが、復旧のめどが立たずとの情報があり、
慌てて、水の確保や、家中の懐中電灯、ロウソクをかき集め
明るいうちに料理をして、夜に備えた。

山の水も沸かせば飲めると思い・・・少し濁っていたが、
ペットボトルに汲んできた。
幸い、佐賀方面から電気を回してもらったおかげで、
日が暮れる前には電気が点いた。 本当にありがたかった・・・。

電話・テレビ・パソコン・携帯の充電・生活用水等、
すべて電気なしでは、もはや生活出来ないのが現状である・・・。

村は、色々と被害はあったが、怪我人や死者は出ず、
本当によかったと思う。
都市型ゲリラ豪雨や、山間部での集中豪雨がこれからも
続くのだろうか・・・。