6月の最終日曜日、 村の神社で 「さなぼり」 という、おこもりがあった。
さなぼりおこもりは、無事、田植えが終わったことに 感謝する神事で、皆の田植えが終わってから、行われる。 いつもなら、もう少し早い時期にあるのだが、 神社の宮司さんが急死された為、なかなか、行われずにいた。
今回からは、息子さんが後を継ぎ、 神社の宮司さんとして初めて来られた。 酒豪ぞろいの、氏子役員さんや、三役さんや、組長さん達を前に、 やや緊張気味であったらしい・・・。
村人達は、各隣組で、境内にござを敷いて座り、御神酒を頂く。 各自持参したお弁当を食べながら、会話もはずみ、 穏やかな午後の一時が過ぎてゆく・・・。 隣組は、それぞれ盛り上がり、夕方近くまで、酒盛りが続いた。
雨が多いとか、少ないとか、 水の問題も色々あるようだが、 稲は順調に育っているように見える。
梅雨の晴れ間に、稲は瑞々しく風になびいていた。
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