3月も半ばを過ぎ、ようやく昨日あたりから春らしい気温になり、 体も心もゆるんできた。 先日までは、真冬と思わせるほど気温が下がり、 朝霜で田畑は真っ白になり、銀三達の呑み水も凍るほど寒かった。 梅の開花も遅いはずだ。 しかし、道端には菜花や、白や水色の小花が咲き始め、 庭の沈丁花は香り出し、ようやく春らしい空気になってきた。 朝、ウグイスの鳴く声で目覚めることに幸せを感じる。
早朝の散歩の時、去年偶然見つけた秘密のクレソン谷へ行ってみると、 今年もたくさん自生していた。 やわらかいクレソンを袋一杯に採って帰り、 早速茹でて、カラシ醤油であえて食べてみる。 香りも味もなんとも言えない美味しさで、春を味わった。
春は山菜が豊富な季節だ。 セリ・ウド・ツクシ・タラの芽・コシアブラ・・・などなど 探して歩くのも里山ならではの楽しみだ。
待ち遠しい春は、すぐそこまでやってきている。
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