photographer Shinji Nishimura web site
Text Size :  A A A
|  Home  |  Works  |  Gallery1  |  Gallery2  |  Profile  |  Diary  |  Link  |  Contact  |  iPhone App  |
Img_52ee7b7af6c7886ddb75407736fa43f2ac86342a
小春・朝吉
Img_fda9c2fdcc3ccad32e4be8644a5ccc784bcc4ef8
銀三・小春・朝吉
Img_35a4d79655d6e552ea3c8951df8aadf4b40d5ca5
朝吉・銀三
銀三、小春、朝吉は、全速力で走るのが大好きである。
犬は本来、走ることが得意な動物ではあるが、
スピードが上がって体が一直線になる時点では、
空を飛んでいるような感覚になるそうだ。
足の爪で地面をしっかりととらえて走るフォルムは、
観ていて本当に美しい。

いつも思うことだが、犬の家族の日常を観察するのは非常に面白い。
朝吉が産まれ、雄犬2頭と雌犬1頭の計3頭で生活することになると、
動物病院の先生からは、雄犬の権力争いが心配だとアドバイスを受けた。

しかし、朝吉は銀三に物事を習い、それを学習する様は、
人間の親子のようで、固いきずなで結ばれていると感じる。
少々臆病な性格が、幸いしているのかもしれない。

大人になっても両親と一緒に生活し、メイドインニシムラの朝吉は、
かなりのボンボン的性格であるのも確かだ。
銀三にはかなわないと、本能的に分かっているのだろう。
決して逆わらず、従っている。

小春は、いつまでたっても朝吉が心配な様で、
たまに夫が朝吉を叱っている時などは、間に入ってかばう程だ。
他にもたくさん色々なことがあるが、
見ていて飽きることない、甲斐犬銀三一家である。
 
本年も、銀三一家共々よろしくお願いいたします。
Img_a0c9ba66597e7c2124009e780a0c5c307e73ecf7
日中の太陽熱を温存中
Img_2be844a7b084062da7c4546438afe774271672dc
散歩で体も温まる
冬になり、いつまでストーブをつけずに過ごせるか・・・
節電・節約のためにも、試してきた。

夏は涼しく、冬は暖かさが持続できるこの家は、
日中の太陽を窓からふんだんにとり入れれば、
夜になっても15度くらいは保っている。
山間部なので、そのあたりの構造は綿密に考えてもらった。
室内で暖かい服装をしていれば、少々の寒さには耐えられる。

ここへ住居を移して9年になるが、最初のころは寒くて
ストーブを同時に3つくらいつけていた。
今は1つでも過ごせるのは、慣れもあるが、
健康に過ごせているからだろうと思う。

寒がりだった私にとって、こうなれたのは驚きだが、
人は生活環境によって、体質も考え方も変わっていくのだろう。
リビングのストーブに点火したのは、つい2~3日前である。
Img_23e47a219fc578b95e7e2c97687827ff66534d69
Img_c73ea4227c260dfe314929bb9597134c9572af78
Img_4a6e6ba8cd6b66049b3a8614580ef26926bd16a1
このところ急に日暮れが早くなり、秋の深まりを感じるようになってきた。
夕方うす暗くなる頃、村の電灯がぽつりぽつりと点く景色には、
なんとも言えない郷愁を感じる。

季節はまた、夏から秋、そして厳しい冬へと変わってゆく。
繰り返される四季は、里山で生活をしていると、
とても身近に見ることが出来る。
青々とした稲は黄金色になり収穫され、
収穫の終わった棚田からは、香ばしい匂いが漂う。
自然の匂いや、色、景色・・・季節の移り行く様は、
ここに住まなければ分からなかったことだ。
栗や柿、ムカゴや柚子がたわわに実り、豊かな秋が始まる。


先日は秋の行楽で、恒例の「きず狩り」に行ってきた。
お弁当を持って、銀三一家との久しぶりの遠出だ。
車に乗り込む銀三達は笑顔で、一緒にどこかへ出かけられることが、
本当に嬉しい様子だ。
きず狩りのあとは、すぐ側の神社の境内でお昼にした。
いつもと違った環境に喜び、走りまわっていた。
帰りの車中、遊び疲れて居眠りをしている姿がなんとも愛おしい。

植物も動物も人間も、平穏無事で過ごせることが、
何よりも大切で幸せな事なんだと、つくづく感じる今日この頃である。