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散歩の途中、今度はカラスが罠にかかっていた。 間近に見るカラスは尖鋭な口ばしに眼光も鋭
く、近寄りがたい威圧感と不気味さがある。 うぐいすとは大違いで、あまり関わりたくないと思う。 相手もそうだろうが・・・、写真を数カット撮り 飼い犬と共にその場を離れた。 罠を設置していた畑仕事中のFさんと会いカラスの話をしたら、 青米をおとりのエサとして仕込んでいたそうだ。 イノシシの代わりにカラスがかかったのだろう。 クワを片手にFさんは「キャベツある?わけぎにほうれん草、春菊は?」と尋ねられ掘りたての野菜 を遠慮なく戴いてきた。 ほんとにありがたいと思う。 わけぎはここではせんぷき」と云い、茹でたわけぎの根本の白い部分を3~4センチに折りたたみ、 上の青い葉で帯状に巻いて、酢味噌でいただく。 ひな祭り料理の一品として、子どもたちはこれを「せんぷきまきまき」と呼ぶそうだ。 帰りの車の中は、「せんぷき」の青い匂いが満ちていた。 |