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4月5日の日曜日は、村の神社で今年最初の御籠り(おこもり)があった。
田植えの前、農産物の豊作や疫病防除を祈願する行事である。 正午から始まり、神事が終わったあと、区長をはじめ役員、参詣した氏子たちは それぞれ持参した重箱入りのご馳走と、お供えの御神酒を境内でいただく。 街中だと「オープンテラスでランチ、それにアペリティフ付き」ということになる。 各隣組にわかれて、酒を酌み交わし、近況の報告や情報の交換など、 今の世の中にとって、ますます重要なコミュニケーションの場である。 役員の仕事は、準備や後片付けなど多用だが、多くの人たちに参加してもらい、 ゆったりとした休日の午後、酒を呑んで過ごせる事に、喜びと集落のよさを思う。 数十年前は、男の子たちの相撲大会もあり、賞品に鉛筆などをもらっていたが、 女の子にとってはそれが不公平で、自分たちも「まわし」をしめ、土俵に上がったそうだ。 ほほえましくも、頑強で図太い精神! いつの時代も弱肉強食である・・・。 |