今日、5月15日は銀三の誕生日で、満6歳になった。
6年前の7月15日、生後2ヶ月の銀三はひょんなことから 我が家へ来ることになった。 実は銀三は、うちに来る前の生後1ヶ月~2ヶ月の間 他の人に飼われていたのである。ゲンという名前で・・・。 飼い主は骨董商を営むお爺さんだったと聞いたが、 やんちゃが過ぎて車の運転や商売にも支障があったらしく、 里に戻されていた。
そして7月15日 画家と陶芸家のH夫妻から電話があり 今甲斐犬をもらってくれる人を探している・・・とのことで、 犬を飼う予定はあったものの甲斐犬のこともよく知らず、 インターネットで調べると私達にとっては理想的な犬種だった。
急な展開ではあったが、これも縁だと思い、 銀三達の生まれ故郷である長崎の諫早で、甲斐犬を保護している K氏の元へ向かった。
銀三は私が行くと、尻尾を振って近ずいて来て 抱き上げると大人しくもたれかかってきた。 愛おしい気持ちがこみ上げてきて、銀三に一目ぼれだった。
K氏から、一通り話を伺い、銀三を我が家で飼うことになった。 うちへ向かう車のなかでも大人しく寝ていたし、その夜は夜鳴きも せず、大きな耳と手足が、大物になる予感をさせていた。
こうして、銀三との生活がスタートしたのでありました。
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