里山暮らしのよさは、移り変わる季節を、 身近に感じられることである。 植物は、それを、特に見せてくれる・・・。 新芽から、新緑になり、紅葉して、落ち葉となる。 葉の落ちた樹は、暖かくなるまで、じっと耐え忍ぶ・・・。
山の景色、棚田の色、気温の変化、風の匂い、鳥や虫の鳴き声などは、 それを私たちに、自然に教えてくれる。 こうゆうことを求めて、ここに住んで、もうじき7年が経とうとしている。
四季の移り変わりが、当たり前のようになるのかな・・・と思っていたが、 毎年、新鮮な感動を与えてくれる。
昨夜は、満月だった。 庭に出て、月光浴をした・・・。 目が慣れてくると、さらに色々なものがよく見える。 庭で寝ている銀三達の顔まで、よく見える。
すぐ下の棚田へ行ってみた。 本当に明るい。 月の光だけで映し出された、景色・・・ 美しくて、言葉もでない・・・。 昔の人は、この月明かりだけで、夜道を歩いていたんだよね・・・。
秋に向かって空気が澄んできた今日この頃、 この季節の満月も、里山暮らしの醍醐味のひとつである。
|