季節は、秋に変わり、このところ急に日暮れが早くなった。 それでも、関東地方と比べると30分遅いのだが・・・。
夕方、暗くなる前に散歩に出て、 今日は久しぶりに、森に行ってみた。 少し寒かったので、着込んで行ったが、 森の中は、雨のあとの湿り気があり、暖かく、 霧状の空気が、気持ちよい・・・。
誰もいないこの時間帯・・・ 銀三・小春・朝吉も自由に走り回っている。 しばらく、深い森をさまよってみる・・・。 足元の落ち葉も柔らかく、足はどんどん奥へと進む・・・ 銀三は、いつも私の側にいてくれるが、 あとの2匹は保護色にまぎれて、気配すらわからない。
気が付くと、あたりは急に暗くなっていて、引き返すことにした。 帰り道、一瞬、方向が分からなくなったが、銀三が前を歩き、 道案内をしてくれる・・・。すごい犬だ・・・。 林道に戻り、小春と朝吉を呼んでみる。 朝吉は、必死で走って戻ってくるが、小春はどこへ行ったやら・・・ そのうち戻ってくると思い、帰ろうとしたが、銀三が動かない。 小春を、待っているのだ・・・。
今日は、びっくりすることがあった。 銀三が、はぐれて帰ってきた朝吉を叱ったのだ・・・。 父と子の関係は、人間も犬も一緒なのだと思う。
息切らしながら、小春もやっと戻り、真っ暗になる前に、 無事、我が家にたどり着いた。
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