銀三は、雷が大の苦手である。 先日も、雲行きが怪しくなり、くるなっと思っていたら ゴロゴロゴロ・・・と鳴り出し、稲光も、ピカッと光ってきた・・・。
山間部なので、雷が木に落ちることもあって、 確かに恐怖ではあるが、銀三の恐がり方は、 尋常ではない・・・。 犬を飼っている方なら、 そういった光景もわかっていただけるだろうが、 体重22キロの犬が、椅子に座っている夫や、 私の膝に乗っかってくるのだから、 ほんとうに重くて大変な状態になるのだ・・・。
でも、そんな銀三を私はとても好きだ・・・。 強い男の、弱い部分を見ると、グッときてしまう。
同じ犬種でも、小春と朝吉は全く平気! じゃれあって遊んでいるし・・・気にもとめていない。
私の父いわく、 「銀三は繊細なんだよ・・・畏敬の念と言ってね、 自然界に対して敏感で、恐れている。 さすがに、オオカミの血をひいているだけあるな」
銀三が恐がるもの、 「地震・雷・火事・オヤジ・・・」その言葉通りである。
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